【6月19日 AFP】女子テニス、マヨルカ・オープン(Mallorca Open 2019)は18日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は7-6(10-8)、6-0でヴィクトリア・クズモワ(Viktoria Kuzmova、スロバキア)に勝利し、復帰初戦を白星で飾った。

 肩の負傷で1月末を最後に実戦から遠ざかっていたシャラポワは、第1セットを接戦の末にものにすると、第2セットは一気に押し切って2回戦へ進出した。およそ2週間後にはウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)が開幕する中で、気持ちの面でも勢いがつく芝での一勝となった。

 シャラポワは試合後「マヨルカ(Mallorca)に来られてとてもうれしい。ここは練習するにも、前哨戦大会に臨むのにも最高の場所。みんなで素晴らしい時間を過ごせているし、初めてだけど気持ちの良い体験ができている」とコメントした。

 シャラポワは2回戦で、第1シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)と対戦する。1回戦でイザリン・ボナボントゥー(Ysaline Bonaventure、ベルギー)に7-5、4-6、6-2で勝利したケルバーは、今季はここまで本調子ではないが、シャラポワにとっては世界ランク46位でまだ21歳のクズモワよりも厳しい相手になることが予想される。

 シャラポワ自身のランキングは負傷離脱の間に85位まで下降し、今季自身4戦目となる今大会にはワイルドカードで出場している。

 その他の試合では、シャラポワやケルバーと同様、四大大会(グランドスラム)優勝経験を持つビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)が6-1、4-6、5-7でキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)に逆転負けを喫し、1回戦で姿を消した。(c)AFP