元ハッカー、アサンジが創設した、内部告発サイト「ウィキリース」は国家、企業、個人の不正を公表しネット社会の恐ろしさを顕著に示した。このサイトによってイラク戦争に関する国家機密がリークされ米政府を震撼させた。国民は知るはずのない隠された計画や死者の情報を知ることとなった。たとえ違法な手口で入手した情報でも透明性の名の下に、国家機密の公表することをアサンジは正当化している。選定した写真は彼の自由を求める大勢の支持者によるデモの一部である。情報公開を行うべきか否かや内政の干渉ではないかという点でウィキリース問題視されている。不正を暴くことは一見正義のようであるが国家の信頼に深く関わり国家間関係に影響を与えるため一筋縄にはいかない。彼は彼の言論の自由、報道の自由を行使し、我々は知る権利を行使する。政府は情報を守る義務を求められる。様々なパワーが複雑に入り混じり、何の情報を求め、何を知らないままで良しとするのか判別するのは難しい。我々は不透明な世の中にいる。(ペンネーム:黒糖かりんとう)

獨協大学 情報社会セクション