【6月19日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は18日、グループCの試合が行われ、ブラジルはイタリアに1-0で勝利し、3位で決勝トーナメント進出を決めた。PKで決勝点を挙げたブラジルのマルタ(Marta)は、これでW杯での通算ゴール数を男女通じて歴代最多の17に伸ばした。

 ブラジルは74分、ペナルティーエリア内でデビーニャ(Debinha)が倒されPKを獲得すると、女子サッカー史上最高の選手として広く認識されている33歳のマルタがこれをしっかりと成功させ、チームを決勝トーナメント進出に導いた。元男子ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)氏の記録を抜いて単独最多となったマルタは、今回の得点は個人的な偉業として以上の意味を持つと話している。

「単に記録を破ったというだけでなく、女子選手を代表できていることがうれしい」「チームの決勝トーナメント進出に貢献できたのもうれしい。それが一番大事」

 同組のもう一方の試合ではオーストラリアがジャマイカに4-1で勝利したため、イタリア、オーストラリア、ブラジルの3チームが6ポイントで並んだ。この結果、総得点でブラジルを上回ったオーストラリアの2位通過が決定。3位のブラジルは、決勝トーナメント1回戦でフランスとドイツという強豪のどちらかと対戦することになった。(c)AFP/Terry DALEY