「米中対立の新たな火種」
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アメリカのトランプ大統領の就任後、軍事や貿易などの様々な分野において米中対立が激しさを増している。その中で、近年の発達が著しい情報分野においても新たな対立の火種となりうる問題が起きた。2018年12月に中国の通信機器大手企業、ファーウェイの孟晩舟副会長が、アメリカの要請によりカナダで逮捕された問題である。逮捕容疑としては、対イラン制裁に違反する取引を行ったためとされているが、この裏には情報通信技術を巡る米中の覇権争いや、中国のスパイ行為による技術や情報の流出防止など、アメリカの対中政策が背景にあるとみられている。この問題は、米中関係に大きな影響を与えるものとなるが、国際的な問題に発展することも懸念される。既にアメリカの主導によって、情報漏洩の防止としてファーウェイ製品の締め出しが世界中で行われようとしている。ファーウェイ副会長逮捕の混乱は、世界中により深刻に波及していくことが懸念される。(ペンネーム:TK-98)
拓殖大学 情報社会セクション