「私の大統領へ尊敬をこめて」
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この写真は、ドイツで衝撃的なニュースとして大きく取り上げられた。写真の中の男性二人はそれぞれ、左がドイツ出身トルコ系移民でプロサッカー選手のイルカイ・ギュルドアン選手、右がトルコのエルドアン大統領である。なぜこの写真が大きく取り上げられることとなったのか。それはドイツが「移民国家」であることが大きく関係している。独裁的な政治体制からドイツと仲の悪い大統領と、ドイツの人気サッカー選手が「私の大統領へ尊敬をこめて」のサインと共に写真に写っているのだ。メディアは激しくこれを非難し、選手のもとには多くの誹謗中傷とも取れるメッセージが殺到した。だがこの批判は、彼自身のルーツを否定するものではないだろうか。彼のこの行動に対して政治的側面を強く打ち出しすぎたドイツの反応は極めて偏ったものであり、移民受け入れ国における多様性のあり方を問い直す出来事なのではないか。(ペンネーム:せんちゃん)
獨協大学 移民セクション