少女が背負っているものは勉強道具の入ったカバンではなく、水である。土の感触や凹凸がもろに伝わるような舗装されていない道を歩み行く先は、自分の家だろうか。そしてその水は、家族の命を明日へとつなぐ命綱となるのであろうか。そんなことを考えていると、自分よりも小さいその少女のたくましさに、脱帽してしまう。インフラが整備され水の確保が容易になり、彼女の背負うものが教科書や筆記用具に変わったらと考えてみる。きっと、彼女の未来の可能性は一気に広がるだろう。そんな少女たちの可能性を潰してはいけない。こんな私にも何かできることはないのだろうかと思いながら、この写真を選んだ。学校カバンを背負う度に私は、写真の少女のことを思い出すのだ。

獨協大学 甲原 未来 環境セクション