【6月18日 Xinhua News】中国外交部の陸慷(Lu Kang)報道官は17日、中日双方の合意により、日本で生まれたジャイアントパンダの子ども「香香(シャンシャン、Xiang Xiang)」の中国への送還を延期することを明らかにした。

【関連記事】パンダの赤ちゃん「彩浜」生後半年を祝う 和歌山

 陸報道官は同日の定例記者会見で、次のように述べた。「中国野生動物保護協会と東京都によるジャイアントパンダ保護研究実施の協力に関する協定書」によると、東京の上野動物園で生まれたジャイアントパンダの子ども「シャンシャン」は、満2歳になった時点で中国に返還されるはずだったが、中日双方が合意し、協定を締結したことにより、返還は2020年末まで1年半延期されることになった。現在、関連協定はすでに発効している。

 陸報道官はまた次のように述べた。パンダは中国の国宝であり、中国と外国の友好交流を促進する「使者」でもある。中国側は「シャンシャン」が日本で心を尽くした世話を受け、親切なもてなしを受けていることをうれしく思う。また、「シャンシャン」に対する日本人の愛情と名残惜しさを感じている。よって、中国は日本の要請に応じ、「シャンシャン」が日本にしばらくとどまることに同意した。われわれも、この決定により「シャンシャン」が中日友好の「使者」として役割を一層発揮できるよう望んでいる。(c)Xinhua News/AFPBB News