【6月17日 AFP】インドネシアの西ジャワ(West Java)州で17日未明、長距離バスと車3台が絡む多重事故があり、警察によると12人が死亡、43人が負傷した。長距離バスの運転手と乗客1人が口論となり、この乗客がハンドルを奪おうとしたのが事故原因だという。

 事故は17日午前1時(日本時間同3時)ごろ、西ジャワ州の有料道路で発生。長距離バスが対向車線にはみ出して車2台と衝突し、この影響でトラック1台が横転した。

 地元警察署の交通課長は、AFPの取材に「走行中、乗客1人が強引にハンドルを奪おうとした」結果、「バスの制御を失った」と説明した。

 関係当局によると、この乗客は29歳で重傷を負った。運転手の安否は現在のところ不明。

 インドネシアは古い上に整備の行き届いていない車両が多く、交通ルールも無視されがちとあって、交通事故は頻繁に起きている。(c)AFP