【6月17日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のナセル・アル・ケライフィ(Nasser Al-Khelaifi)会長が、「セレブ気取りの振る舞い」は許さないと、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)ら高給取りのスター選手をいさめる発言を行った。

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 アル・ケライフィ会長は、18日発行の「フランス・フットボール(France Football)」誌のインタビューで「選手には、今まで以上に自らの責任を果たしてもらう」と話し、以下のように続けた。

「気持ちを入れ替えなくてはならないし、もっともっと働く必要がある。彼らがここにいるのは自分を楽しませるためではないし、それに納得できないなら、ドアは開かれている。セレブ気取りの振る舞いはもうたくさんだ」「変化が欠かせないと認識している。それができなければ、われわれは上へ行けない」

 会長は具体的な選手名を挙げていないものの、怒りの一番の対象がブラジルのスター、ネイマールであるのはほぼ間違いない。SNSで知り合った女性にパリのホテルで暴行を加えた疑いがかかっているネイマールは、5時間にわたる警察の聴取を先日受けたところで、本人は暴行を否定している。

 数日前、アンテーロ・エンリケ(Antero Henrique)氏に代わって再登板したレオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)スポーティング・ディレクター(SD)も以前、クラブを上回る選手などいないと話していた。

 2017年夏にネイマール加入が決まった数週間後、レオナルド氏は仏テレビ局カナル・プリュス(Canal+)のインタビューで「ネイマールがネイマールだろうと、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がクリスティアーノ・ロナウドだろうと関係ない。クラブこそが尊重されるべき組織だ」と話していた。(c)AFP