【6月17日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー第3戦、第119回全米オープン選手権(2019 US Open Championship)は16日、米カリフォルニア州ペブルビーチ(Pebble Beach)のペブルビーチ・ゴルフリンクス(Pebble Beach Golf Links)で最終日が行われ、ゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland、米国)が大会連覇中だったブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)を振り切ってメジャー初制覇を果たした。

 ウッドランドはこの日スコアを2ストローク伸ばして通算13アンダーを記録。最後はケプカに3打差をつけ、35歳でメジャー初タイトルを手に入れた。バックナインで粘りのゴルフを披露すると、最終18番では長いバーディーパットを決めてきれいに締めくくり、自身8回目となる最終日の首位発進をついに優勝へ結びつけた。

 両腕を大きく広げ、それからガッツポーズをつくって優勝を喜んだウッドランドは「入った瞬間、いろいろなものが体からあふれ出た感じだった。このペブルビーチで優勝できて格別だ」とコメントした。

 一方、ウッドランドと4打差の3位タイから出た世界ランキング1位のケプカは、3アンダー「68」を記録して通算10アンダーの単独2位でフィニッシュ。史上2人目となる全米オープン3連覇には届かなかった。

 1打差の単独2位で最終日を迎えたジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)は、3オーバー「74」と苦戦し、ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)とチェズ・リービー(Chez Reavie)の米国勢、ジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)と並ぶ通算7アンダーの3位タイで大会を終えた。

 1アンダー「70」で回った松山英樹(Hideki Matsuyama)は、この日スコアを二つ伸ばしたタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)らと並ぶ通算2アンダーの21位タイという結果だった。(c)AFP