【6月17日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2019)第7戦のカタルーニャGPは16日、MotoGPクラスの決勝が行われ、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が優勝を飾り、年間順位で2位以下との差をさらに広げた。

 年間優勝5回のマルケスだが、生まれ故郷のカタルーニャ(Catalonia)で勝利するのは2014年以来5年ぶり。また先に行われたMoto2クラスでは、マークVDS(Marc VDS Racing)に所属する弟のアレックス(Alex Marquez、スペイン)が優勝しており、二重にうれしい大会となった。

 マルケスは「チームのみんなが本当に良い仕事をしてくれたし、そのことをたたえたい」「最高のレースだった」と話した。

 マルケスはこれでポイントを140に伸ばし、2位につけるドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)と37ポイント差と、着々と首位固めを行っている。

 そのドビツィオーゾは、ホンダのホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)の転倒に巻き込まれ、マーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)とバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)のモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)勢と共に自らも転倒するアクシデントに見舞われた。

 ロレンソはツイッター(Twitter)で「ブレーキングが少し遅れてしまうと、どうすることもできない。あのときの僕がそうだった。自分の失敗、ミスであり、謝罪したい。ドビ、マーベリック、バレンティーノには本当に申し訳ない。彼らは悪くない。悪いのは自分だ」と謝罪した。

 腕の手術からわずか11日で復帰し、ポールポジションに立っていたペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)がマルケスと2秒66差の2位に入った。(c)AFP