【6月17日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)は16日、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)を率いていたマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)氏を新監督に迎えると発表した。

 今季はチェルシーを指揮していたサッリ氏は、チームをプレミアリーグで3位に導いたことで欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の出場権を獲得し、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)でも優勝した。

 しかし、ファンからの支持は得られず、就任からわずか1シーズンでチェルシーを去り、今回ユベントスと3年契約を結んだ。サッリ氏は2017-18シーズンまでナポリ(SSC Napoli)を率いており、わずか1年でイタリアに復帰することになった。

 ユベントスは発表の中で「マウリツィオ・サッリ氏が、指導者としてのキャリアの大半を過ごしたイタリアに帰ってきた。同氏は2022年6月30日までユベントスを率いることになる」と記した。

 先月行われたヨーロッパリーグの決勝でチームを優勝に導き、サッリ氏は指導者として悲願だった主要タイトルを初めて獲得したが、ユベントスではより多くの栄光をもたらすことが期待されるはずだ。

 ユベントスは現在セリエAを8連覇中。サッリ氏はナポリを率いた3年間でクラブの勝ち点記録を毎年更新したが、一度もユベントスの牙城を崩すことができなかった。

 そのユベントスは、昨夏にクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を獲得したにもかかわらず、チャンピオンズリーグ制覇を逃したことを受け、指揮官を務めていたマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)氏が今シーズンの終盤に退任を発表していた。

 ロナウドはすでに34歳となっており、サッリ監督にとって最も優先度の高いミッションは1996年以来となるチャンピオンズリーグ優勝になるだろう。(c)AFP