【6月19日 Xinhua News】中国甘粛省(Gansu)蘭州市(Lanzhou)城関区に位置する蘭州黄河鉄橋(中山橋)は、黄河の蘭州区間に架かる最も古い橋で、110年の歴史を持つ。当時のドイツ系商社テルゲ・ウント・シュレーター商会(Telge&Schroeter)の経営者、ケイヨス氏が1906年に蘭州を訪れ、同地で橋の建設に使用する材料・設備をすべてドイツから輸入するという内容が盛り込まれた「蘭州黄河鉄橋の修理・保証に関する契約」を締結した。

 蘭州黄河鉄橋は1908年5月9日に正式着工し、1909年7月27日に完成、1909年8月19日に開通した。それから100年余りの間に8回にわたる補強や修理が行われたという。また、1954年に行われた補強工事で、鉄橋の5カ所にアーチ鉄骨が加えられたことから、橋の強度と耐荷性が向上した。2006年、中国国務院は蘭州黄河鉄橋を「第6回全国重点文物(文化遺産)保護単位」に認定すると発表した。(c)Xinhua News/AFPBB News