【6月17日 Xinhua News】中国北京市重大プロジェクト建設指揮部弁公室と同市軌道交通建設管理は15日、建設中の同市軌道交通新空港線で第1期工事の試運転が始まったことを明らかにした。同線が全線つながったことを意味する。

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 新空港線の第1期工事は全長41.4キロ、市内の豊台区と大興区を経由する。9月末の北京大興国際空港開港と同時に営業を開始する予定。

 新空港線は「北京市軌道交通建設の新たな里程標」と称される。世界最高レベルで、完全に独自の知的財産権を持つ全自動運転システムを採用しており、自動運転だけでなく、列車の自動起動や点検、運行、スリープなど全プロセスが可能となる。

 新空港線の車両は最高時速160キロで、豊台区の草橋と大興区の新空港をわずか19分で結ぶ。車両の品質は航空機の標準を満たしており、旅客車両に荷物専用車両1両を連結した「7+1」方式を初めて採用。乗車定員は448人で、旅客車両は普通車両とビジネス車両に分かれており、座席のサイズと間隔は動車組(高速列車)の復興号の2等座席と1等座席の条件を上回っている。(c)Xinhua News/AFPBB News