【6月16日 AFP】サッカーU-20W杯ポーランド大会(U-20 World Cup 2019)は15日、決勝が行われ、ウクライナが3-1で韓国から逆転勝利を収め、大会初優勝を果たした。

 開始早々にPKで失点し、いきなりビハインドを背負う苦しい展開を強いられたウクライナだったが、同国1部リーグのディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)でプレーする19歳、ヴラディスラヴ・スプリアハ(Vladyslav Supriaha)が2得点を挙げてヒーローとなり、チームを栄えあるタイトルに導いた。

 試合は開始5分、韓国がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認を経てPKを獲得すると、これをスペイン1部リーグのバレンシア(Valencia CF)に所属する李康仁(Kang-In Lee、イ・ガンイン)が決めて先制に成功した。

 しかしウクライナも34分、FKのこぼれ球からスプリアハが反転シュートを決めて追いつくと、後半に入った53分には、タックルを試みた相手選手に当たり、目の前に流れてきたボールを再びスプリアハがゴールに結びつけて逆転した。

 その後、韓国も李在翼(Jae-ik Lee、イ・ジェイク)がこれで同点かというヘディングシュートを放ったが、これは相手GKに阻まれた後、ポストにはじかれてゴールならず。すると終了間際の89分、ウクライナはヘオルヒー・ツィタイシュヴィーリ(Heorhiy Tsitaishvili)がドリブルで一気に駆け上がり、ファーサイドの隅へダメ押しの3点目を力強く蹴り込んだ。(c)AFP