ウッドランドが大会最少タイスコアで単独トップ浮上、全米OP
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【6月15日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー第3戦、第119回全米オープン選手権(2019 US Open Championship)は14日、米カリフォルニア州ペブルビーチ(Pebble Beach)のペブルビーチ・ゴルフリンクス(Pebble Beach Golf Links)で2日目が行われ、ゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland、米国)が大会最少スコアに並ぶ「65」をマークし、通算9アンダーで単独首位に浮上した。
世界ランク25位のウッドランドは、最終ホールで50フィート(約15メートル)のバーディーパットを沈めるなどして大きくスコアを伸ばし、イングランドのジャスティン・ローズ(Justin Rose)を抜いてトップに立った。終盤までリードを守っていたローズは、この日1アンダー「70」で通算7アンダーの単独2位に続いている。
ペブルビーチでコースレコードの6アンダー「65」を記録したのは、これまで2000年大会で驚異の15打差をつけて優勝したタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)だけだったが、今大会では初日のローズに続いて2日連続での快挙達成となった。
10番からスタートしたウッドランドは、12番と16番のバーディーでリーダーボードに浮上すると、1番でもバーディーを記録。さらに、パー3の5番で15フィート(約4メートル半)のバーディーパットを沈めてローズに並ぶと、パー5の6番でも一つスコアを伸ばしてリードを奪った。
ウッドランドは同コースで最も難しい8番と9番でも果敢なプレーを披露。8番ではグリーン横のラフからパーセーブに成功すると、9番ではティーショットをフェアウエーの小さなくぼみに入れるハプニングに見舞われながらも、2打目でグリーンに乗せて最後のパットをお膳立てし、危機を乗り越えた。
PGAツアー通算3勝のウッドランドは、これまでメジャーでの最高成績が第100回全米プロゴルフ選手権(2018 PGA Championship)の6位タイとなっており、決勝ラウンドではそれを上回る成績を目指している。
通算6アンダーの単独3位には、この日7アンダー6ボギーで「70」を記録した南アフリカのルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen)が続き、通算5アンダーの4位タイには、メジャー通算4勝のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)とアーロン・ワイズ(Aaron Wise、米国)が並んだ。
通算4アンダーの6位タイグループには、大会2連覇中で2日連続の「69」をマークしたブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)を筆頭に、同胞のチェズ・リービー(Chez Reavie)、チェッソン・ハドリー(Chesson Hadley)、マット・クーチャー(Matt Kuchar)、そしてイングランドのマット・ウォレス(Matt Wallace)の5人がひしめいている。
松山英樹(Hideki Matsuyama)はイーブンパーの32位タイで予選突破を果たしたが、その他の日本勢は大会から姿を消した。(c)AFP