【6月15日 AFP】インド宇宙研究機関(ISRO)は13日、インドで有人宇宙飛行の準備が進められる中、「非常に小さな」宇宙ステーションを今後10年で構築する計画を発表した。

 ISROのK・シバン(K. Sivan)総裁は首都ニューデリーで報道陣を前に、2022年までに予定されている有人宇宙船の打ち上げに成功した後、宇宙ステーションを構築する大規模なプロジェクトが進められると発表。「われわれの宇宙ステーションは、実験を行うのに適した非常に小さなものになる」と述べた。

 宇宙ステーションには実験施設やミッションを支援する宇宙船のドッキング施設も設けられ、数年間にわたって宇宙飛行士たちが交代しながら滞在できるという。

「ガガニャーン(Gaganyaan)」と名付けられたインド初の有人宇宙飛行計画は、英国からの独立75周年に当たる2022年までに実施が予定されている。宇宙船には宇宙飛行士2、3人が搭乗し、最大7日間のミッションを行う予定。

 前日の12日には、無人の月面着陸・探査機「チャンドラヤーン2号(Chandrayaan-2)」が7月15日に打ち上げられ、9月6日ごろに月面に着陸すると発表されたばかりだった。(c)AFP