【6月15日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は14日、2020年の大統領選で他国から対立候補に関するスキャンダルの提供があれば受け入れるだろうとの発言について釈明し、そうした場合には「絶対に」連邦捜査局(FBI)に知らせると述べた。

 トランプ氏は12日のABCニュース(ABC News)のインタビューで、ロシアや中国といった外国から情報提供の打診があったらどうするかとの質問に対し、「聞くことは何ら悪くない」とコメント。他国による介入に当たるという指摘を受け、「相手が情報を持っていれば、私はそれをもらうと思う」として、「不正行為だと思ったら恐らくFBIに知らせるだろう、それが悪いことだと思えばの話だ」と述べ、民主党だけでなく共和党内でも激しい非難の声が上がっていた。

 その後トランプ氏は、保守系のFOXニュース(Fox News)のインタビューで先の発言について、「もちろんFBIや司法長官らに知らせる」と釈明。しかし、方針そのものは撤回せず、「もちろん、その情報は吟味しなければならない。吟味しなければ、悪い内容かどうか分からないからだ」「間違った内容やひどい内容だと思ったら…法執行機関に知らせるつもりだ。絶対にだ」と述べた。

 さらにトランプ氏は、諸外国は「私がこの国をどれほど愛しているか知っているので」、対立候補のスキャンダルを提供してくる国はないだろうとの見方を示した。(c)AFP