【6月14日 AFP】サッカー界の敏腕代理人として知られるミノ・ライオラ(Mino Raiola)氏のイタリア国内での3か月の活動停止処分に対する異議申し立てが受け入れられて処分が撤回されたと、13日に伊紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)が報じた。

 マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のポール・ポグバ(Paul Pogba)といった有力選手を顧客に持つ51歳のライオラ氏は、4月にイタリアサッカー連盟(FIGC)から活動停止処分を受けており、5月には国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会がその範囲を全世界に適用すると発表していた。

 しかし、12日にスイス・ローザンヌ(Lausanne)を拠点とするスポーツ仲裁裁判所(CAS)が全世界を対象としたライオラ氏の処分を異議申し立てにより一時保留にする裁定を下し、その翌日にはイタリアの連邦上訴裁判所が国内での活動停止処分を撤回した。

 ライオラ氏とそのいとこで同じく代理人のヴィンチェンツォ・ライオラ(Vincenzo Raiola)氏に処分が下されたのは、当時PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)のユースチームに在籍していたジャンルカ・スカマッカ(Gianluca Scamacca)のサッスオーロ(US Sassuolo)移籍に関与した際、不正を行ったためだと伝えられている。

 ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)やアヤックス(Ajax)のキャプテンを務めるマティス・デ・リト(Matthijs De Ligt)の代理人も務めるライオラ氏は、イタリアでの活動停止処分が下された際、「偽りの根拠やうそに基づく決定」と話していた。

「イタリアサッカー界の悲惨な状態と最近の人種差別問題に関して私が批判をしたことを、FIGCは許していないのだと推測している」 (c)AFP