【6月14日 AFP】サッカーメキシコリーグ2部のドラドス・シナロア(Dorados de Sinaloa)を率いるディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督が、健康上の理由で辞任を表明した。代理人が13日、発表した。

【編集部おすすめ】マラドーナ氏がナイジェリア対アルゼンチンの試合を観戦、メッシの得点に歓喜

 代理人のマティアス・モルラ(Matias Morla)氏は、58歳のマラドーナ氏が「ドラドスの監督という地位での仕事を継続しない決断を下した。医師の忠告の下、今後は健康のために時間を割き、同氏は肩と膝の手術を受ける」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 マラドーナ氏は、2018年9月に同国西部シナロア(Sinaloa)州に本拠地を構えるドラドスの指揮官に就任。さまざまな依存症に苦しんでいたことを明かした同氏が、サッカーよりも麻薬カルテルが存在することでより知られている同地に向かうことに、懐疑論者は疑問を呈していた。

 しかし、マラドーナ監督は下位に沈んでいたクラブを昨シーズンの前期後期ともにプレーオフ決勝に導き、批判の声をはね返した。しかしながらチームは、1部昇格という夢にはわずかに届かなかった。

 ドラドスは「ディエゴ! すべてに感謝。ドラドよ永遠に」とツイートした。

 マラドーナ氏は4月、審判による自身のチームへの偏見を感じたとして辞任する意向を示していた。(c)AFP