歴史的大勝で大はしゃぎ、米国代表に批判の声「品格ない」 女子W杯
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【6月13日 AFP】11日に行われた女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)のグループFの試合で、前回女王の米国は13-0でタイに圧勝して連覇に向けて幸先の良いスタートを切ったが、歴史的な大勝に喜びを爆発させたことに対して12日に批判の声が上がった。
仏ランス(Reims)のスタジアムに1万8000人以上の観客が集まる中、米国は後半に10得点を挙げるなどし、2007年大会でドイツがアルゼンチン戦で記録した11-0を上回ってW杯における最大点差での勝利を手にした。また、米国としては7-0がW杯における最大点差での勝利だったが、今回のスコアはその記録も更新した。
米国はアレックス・モーガン(Alex Morgan)が5得点を記録したのをはじめ、ローズ・ラベル(Rose Lavelle)とサマンサ・メウィス(Samantha Mewis)もそれぞれ2度ネットを揺らし、さらにリンゼー・ホラン(Lindsey Horan)、ミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)、マロリー・ピュー(Mallory Pugh)、そしてカーリー・ロイド(Carli Lloyd)にも得点が生まれた。
しかし、試合が一方的な展開となる中で、大量得点に大はしゃぎしていた米国選手に対しては、誰もが好意的というわけではなかった。
カナダ代表に選出された実績を持ち、今大会中は同国のスポーツ専門テレビ局TSNで解説を務めているケイリン・カイル(Kaylyn Kyle)は放送中に、「一カナダ人として、私たちだったらあのような振る舞いをしようなんて絶対に考えない。あれは敬意を欠いているし、みっともない」と語った。
カイルはその後ソーシャルメディアで、自身のコメントに対する殺しの脅迫を受けたと明かしたものの、米国選手のセレブレーションに関して、「度が過ぎていて、敬意を欠いている」との見解を繰り返した。