【6月13日 AFP】インドは12日、来月の打ち上げを予定している月面着陸・探査機「チャンドラヤーン2号(Chandrayaan-2)」を公開した。同国が月面探査ミッションを実施するのは2回目。探査機を着陸させるのは初めてで、成功すれば米国、旧ソビエト連邦、中国に次ぎ4か国目の快挙となる。

 チャンドラヤーン2号はインド宇宙研究機関(ISRO)が開発している宇宙船で、軌道周回機、着陸機、探査機からなる。計画によれば、南部アンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州スリハリコタ(Sriharikota)の宇宙センターから7月15日に打ち上げられ、9月6日に月の南極近くに着陸する。

 インドは近年、宇宙探査で長足の進歩を遂げてきた。2017年には1回のミッションで衛星104基を打ち上げる史上最多記録を樹立。また、低コストでの宇宙探査や宇宙科学実験の分野で評価を確立している。(c)AFP