【6月13日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は12日、グループBの試合が行われ、ドイツはサラ・ダブリッツ(Sara Daebritz)のゴールが決勝点となり、スペインに1-0で勝利した。

 エースのジェニファー・マロジャン(Dzsenifer Marozsan)を負傷で欠きながらも連勝を飾ったドイツは、これでグループBの首位通過を実質的に決め、決勝トーナメント1回戦では前回王者の米国との対戦を避けられる見通しとなった。

 42分、アレクサンドラ・ポップ(Alexandra Popp)のヘディングは相手GKの好セーブに阻まれるも、スペインDFとのスピード勝負を制したダブリッツがこぼれ球を押し込み、苦戦を強いられたチームに勝ち点3をもたらした。

 ダブリッツはドイツ公共放送ZDFに対し、「ボールに届くと思ったからスライディングした。ゴールが決まってうれしい」と語った。

 中国との初戦でマロジャンが爪先を骨折したため、ドイツは最低もう1試合でエースを欠くことになる見通しだが、すでにグループBの首位通過はほぼ確実なものになっている。

 スペインに3ポイント差をつけ、得失点差でも上回っているドイツは、17日に行われる最下位の南アフリカ戦で引き分け以上の結果を残せば、グループBの首位通過が決まる。

 グループBの2位チームは決勝トーナメント1回戦で、11日に行われたグループFの初戦でタイに13-0という歴史的大勝を収めた米国と対戦する可能性が高い。ドイツが1位で突破した際には、3位通過の中の1チームと顔を合わせることになる。(c)AFP/Terry DALEY