【6月12日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)にレイプされたと主張している女性の担当弁護士が、弁護を降りたことが分かった。女性の弁護から撤退したのは、これが3人目。

【特集】写真で振り返る南米出身サッカー選手のビフォーアフター

 ネイマールをめぐっては、ナジーラ・トリンダージ・メンデス・デ・ソウザ(Najila Trindade Mendes de Souza)さんが仏パリのホテルで先月に性的暴行被害を受けたと主張しているが、同選手は疑惑を一貫して否定している。

 先週からトリンダージさんの弁護を引き受けていたダニーロ・ガルシア・デ・アンドラーデ(Danilo Garcia de Andrade)氏は10日夜、ブラジルのテレビ局SBTで辞任を発表。すでに、さらなる証拠が出されない場合は撤退することを示唆していたガルシア氏は、トリンダージさんに力量を疑問視されたことが辞任の理由だとしている。

 ガルシア氏は、トリンダージさんとネイマールが2度目に会った際に撮影された映像を確認したいと求めていた。トリンダージさんは数秒分がソーシャルメディアに流出している問題の動画について、性的暴行を受けた決定的な証拠が捉えられていると主張していた。

 トリンダージさんは、動画を撮影したタブレット端末は盗難被害に遭い、現在まで見つかっていないと話しているが、トリンダージさんの住居のオーナーは、強盗には入られていないと主張している。

 トリンダージさんの1人目の弁護士は、トリンダージさんがレイプではなく暴力を受けたと被害届を出したことを受け、辞任。2人目の弁護士は、少しの間弁護を担当した後で撤退していた。(c)AFP