■ニュージーランドの事件に「触発された」銃撃犯

 だが、ソーシャルメディアで情報を集める人々が増加する中、犯人の名前を人々の目に触れないようにすることはますます困難になっているという。

 たとえ犯人の名前が世間から忘れられても、クライストチャーチの事件を起こしたオーストラリア人の男は犯行の様子をフェイスブック(Facebook)でライブ配信しており、その数週間後には米カリフォルニア州のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)で米国人の男が銃を発砲し、女性1人が死亡、3人が負傷する事件が発生した。

 銃撃犯は、犯行直前に投函(とうかん)した手紙の中でオーストラリア人の犯人の名前を引き合いに出し、この男に触発されたとつづっていた。(c)AFP/Charlotte PLANTIVE