【6月12日 AFP】母国ドミニカ共和国で銃撃され、負傷した元米大リーグ(MLB)のデビッド・オーティス(David Ortiz)氏が、10日に搬送先の米ボストン(Boston)にあるマサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)で2度目の手術を受け、回復中であることが分かった。妻が11日に明かした。

【特集】写真で振り返るMLB選手のビフォーアフター

 妻のティファニー(Tiffany Ortiz)さんは、オーティス氏の古巣ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)が発表したコメントの中で手術が成功したことを明かし、容体は安定していると述べた。オーティス氏は今後数日は集中治療室(ICU)で過ごす予定だという。

 9日にドミニカ共和国の首都サントドミンゴにあるナイトクラブで銃撃されたオーティス氏は、地元の病院で6時間に及ぶ緊急手術を受け、胆のうと腸の一部を除去。その後、レッドソックスが手配した救急航空機で米国に搬送され、10日夜に2度目の手術を受けた。

 現在43歳のオーティス氏は、14シーズンにわたり所属したレッドソックスで「ビッグ・パピ」の愛称で親しまれ、20年のMLBのキャリアの中でオールスターゲーム(MLB All-Star Game)に通算10度出場。主に指名打者(DH)として通算2408試合に出場し、541本塁打、1768打点をマークした。(c)AFP