【6月11日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)シーサンパンナ・ダイ族自治州景洪市の林業・草原局によると、現地の景訥郷で8日夜、野生のアジアゾウ3頭が貯水池に落ち、うち2頭は自力で脱出したが、残りの1頭は死んだ。

 8日午後8時半頃、景訥郷林政資源管理所は曼散村の晩白柚(バンペイユ、ブンタンの一種)栽培地内にある深さ約3.5メートルの貯水池に、野生のアジアゾウが落ちて身動きが取れなくなっているとの知らせを受けた。その後、監視カメラの映像からアジアゾウ3頭の姿を確認した。

 現地の関係者は直ちに救出チームを組織し、現場に駆けつけたが、仲間のゾウが貯水池を取り囲んでいたため、近づくことができなかった。9日午前1時30分、野生のアジアゾウ1頭が死んだのが確認された。(c)Xinhua News/AFPBB News