【6月10日 AFP】9日に行われた全仏オープンテニス(French Open 2019)の男子シングルス決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に敗れ、準優勝に終わったドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)が試合後、夢の四大大会(グランドスラム)優勝に「近づいている」実感があると話した。

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 この日、2年連続でナダルと決勝で顔を合わせたティエムは、3-6、7-5、1-6、1-6の4セットで敗戦。昨年はストレートで負けた25歳は、今回は最初の2セットでナダルを追い詰めたが最後は力尽きた。

 今大会に第4シードとして臨んだティエムは試合後、「去年よりは近づいていると思う。特に最初の2セットではそう感じた」「だから進んでいる方向は正しいと思う。きょうは失敗したけど、この大会や他の四大大会(グランドスラム)で優勝することが目標であり夢であることは変わらない」と語った。

「来年は再び全力で挑みたい。この2週間は持っている力を出し尽くした。自分ができることはそれだけ。最終的には足りなかったけど、ものすごく高いところまで勝ち上がることができた」

 ティエムは準決勝で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破ったが、試合は悪天候により2日がかりとなり、結果として決勝まで4日連続でプレーすることになった。

 これでローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)では4年連続の4強入りとなったティエムは「きのう(ジョコビッチ戦)はキャリア最大の勝利だった」と述べた上で、「きょうはテニス人生で最大の夢をかなえることができなかったから、きのうのような気分ではない」と付け加えた。

 また「フィジカル的には問題なかった。第1、第2セットは信じられないくらい激しかった」と振り返り、「理由は分からないが、第3セットで少し失速してしまったかなと思う。他の選手が相手だったら、身体的にもテニス的にも、あそこまで派手に落としてしまうことはないけど、偉大な王者である彼が相手だと、状況を利用され、一気にやられてしまう」と続けた。

「再びグランドスラムのタイトルを取るチャンスを逃し、とても残念だし悔しい。でも大丈夫。こういったことには慣れているから」「マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)の決勝でも最初の2回は負けたしね。グランドスラムで勝つというのは、テニスで間違いなく最も難しいことなのだから」 (c)AFP/Jed Court