【6月11日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)の深圳市(Shenzhen)都市管理・総合執法局はこのほど、欧米などの先進国や中国香港特別行政区の事例を参考に、2019年後半に市内の全ての犬にマイクロチップを埋め込むことを明らかにした。

 同局の馮増軍(Feng Zengjun)副局長は、マイクロチップ装着は多くの利点があると指摘した。チップを読み取るだけで犬の基本情報を確認できるため、貴重な名犬が行方不明になっても、関係部門の担当者が発見すれば、即座に飼い主の元へ返すことができるほか、犬が事故を起こした際、飼い主は責任逃れができなくなるため責任感が強まるといった「固体識別」による利点があるとの見解を示した。

 マイクロチップは安全性が高いとされる。馮氏は、最新技術を用いたチップは米粒ほどのサイズで、犬の皮膚と肉の間にある隙間を移動するので、健康に害を及ぼすことはないと説明している。(c)Xinhua News/AFPBB News