【6月7日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)が、MFエデン・アザール(Eden Hazard)の獲得に向けてイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)と移籍金総額1億3000万ポンド(約179億円)の大型契約で合意したと、6日に英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)が報じた。

 不振に終わった今シーズンを受けてチームの再建を目指しているレアルは、アザールを補強のトップターゲットに挙げており、その移籍の手続きは数日以内に完了するとみられている。

 同紙によれば、レアルとチェルシーはアザールの移籍について数日間の交渉を行い、この日合意に達したという。

 レアルは当初、約8800万ポンド(約121億円)のオファーを送っていたが、ボーナスなどすべてを含むと、最終的な金額は1億3000万ポンドに達する見込みと伝えられている。

 また、基本となるアザールの移籍金は、チェルシーが求め続けていた1億ポンド(約137億円)になるとみられている。

 7シーズンを過ごしたチェルシーでプレミアリーグとヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)を2度ずつ制し、FAカップ(FA Cup)とフットボールリーグカップ(England Football League Cup)でも優勝を経験したアザールは、退団が濃厚と報じられている。

 先月、アゼルバイジャン・バクーで行われたヨーロッパリーグの決勝で、アーセナル(Arsenal)から2ゴールを奪いチームの優勝に貢献したアザールは試合後すぐに、チェルシーでの時間は終わりを迎えるだろうと語っていた。

 1年以上にわたってレアル加入を希望し続けてきたアザールについて、チェルシーは昨年放出を認めなかったが、シーズン最後の数週間でついにその望みを受け入れることになった。(c)AFP