【6月5日 AFP】股関節置換手術からの復活を目指す男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が、ダブルスで実戦復帰すると発表されたことについて、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が「素晴らしい知らせ」だと喜んでいる。ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)も、四大大会(グランドスラム)3勝のマレーが戻ってくることを「願っていた」と話した。

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 1月に引退の意向を表明したマレーは、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2019)1回戦で敗退した後に股関節置換手術を受け、休養を取っているが、今月中旬から開催されるフィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2019)の主催者が3日、マレーがフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)とのペアでダブルスに出場すると発表した。

 このことについて、全仏オープン(French Open 2019)のシングルス準決勝でフェデラ-との対戦が決まったナダルは、「これだけ早く発表があったことには少し驚いている」と話した。

「いずれ復帰の道を見つけ出すだろうとはずっと思っていた。まだ若いし、テニスへの情熱もなくしていないからね」「素晴らしい知らせだ。まずは本人とチーム、家族にとって、それからツアーとファンにとってね。テニス界にとって朗報だ。うれしいよ。彼のことを思うとなおさらだ」

 フェデラーも、マレーが長く現役を続行してくれればうれしいと話している。1月にマレーがウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)限りでの引退の意向を表明した後、全豪オープンの会場で流れた「惜別」のメッセージ映像に登場したフェデラーだが、それでも「あのメッセージが現実でなければいいと、みんなが願っていた」「トップレベルの誰もが、彼のツアー復帰をとても喜ぶだろう」とコメントした。(c)AFP