【6月5日 AFP】1日に行われたボクシング、WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級タイトルマッチでTKO負けを喫し、王座から陥落したアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)が、2019年末にアンディ・ルイス・ジュニア(Andy Ruiz Jr、米国)とのダイレクトリマッチを行う方向であることが分かった。

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 プロモーターのエディー・ハーン(Eddie Hearn)氏によれば、ジョシュアは契約に盛り込まれた再戦条項を適用したとのことで、ハーン氏はツイッター(Twitter)に「ファイトの開催は11月か12月。会場は近日中に発表する」という短いコメントを投稿した。

 さらにその後、米スポーツ専門チャンネルESPNに対して、ジョシュアができる限り早い再戦を熱望していることを明かし、「待つ理由はない」「すでに話し合ったし、実現する方向だ。AJ(ジョシュア)は他のファイトを望んでいないし、30日待つ理由がない。皆、白黒つける必要を感じている。話し合いの中で他の対戦が話題に上ることさえなかった。われわれが必要としているファイトはリマッチ。ゆえにそれを目指していく」と話した。

 1日のタイトルマッチでは、下馬評で圧倒的に不利だったルイスがそれまで無敗の3冠王者だったジョシュアを4回マットに沈め、7回TKO勝ちで王座を奪取。ヘビー級の勢力図を一変させる同級史上最大級の番狂わせが起こり、業界に衝撃が走った。(c)AFP