【6月5日 AFP】米経済誌フォーブス(Forbes)は4日、歌手のリアーナ(Rihanna)さん(31)が保有資産を6億ドル(約650億円)に増やし、世界で最も裕福な女性ミュージシャンになったと報じた。リアーナさんは音楽活動の他に化粧品ブランドの起業や下着のデザインも手掛け、最近では大規模な高級ブランドのトップを務める初の黒人女性ともなっている。

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 カリブ海(Caribbean Sea)の島国バルバドス出身で、本名をロビン・リアーナ・フェンティ(Robyn Rihanna Fenty)というリアーナさんは、マドンナ(Madonna)さん(保有資産5億7000万ドル)やセリーヌ・ディオン(Celine Dion)さん(同4億5000万ドル)、ビヨンセ(Beyonce)さん(同4億ドル)を超える富を築いた。同誌は前日、ビヨンセさんの夫でラップ歌手のジェイ・Z(Jay Z)さん(49)の保有資産がヒップホップ界で初めて10億ドル(約1080億円)を超えたと伝えている。

 リアーナさんは2003年の活動開始以降、音楽業界だけでなくビジネスでも成功を収め、2017年9月にはLVMHモエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)と共同で化粧品ブランド「フェンティ・ビューティー(Fenty Beauty)」を立ち上げた。同ブランドは、特にオンラインとオフライン両方でのリアーナさんの知名度が追い風となり成功を収め、事業立ち上げからわずか1年3か月がたった2018年の売上高は5億7000万ドル(約620億円)に上った。

 フォーブスによると、リアーナさんは収入の多くをツアーや楽曲販売から得ているが、下着ブランド「サヴェージ X フェンティ(Savage X Fenty)」の共同所有者でもある。先月には仏パリで衣料品や靴、アクセサリーを手掛ける高級ファッションブランドを立ち上げるためLVMHと画期的な提携関係を結んだ。(c)AFP