【6月4日 AFP】中国の民主化運動を当局が武力弾圧した天安門(Tiananmen)事件から4日で30年となるのに合わせ、マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官が中国政府によるこれまでの人権対応を批判したことを受け、中国側は同長官の「正気とは思えないたわ言や無意味なおしゃべり」を激しく非難した。

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 中国外務省の耿爽(Geng Shuang)報道官は定例会見で、ポンペオ長官の発言は「中国の政治体制に対する悪意ある攻撃であり、中国の人権状況を中傷し、新疆(ウイグル自治区、Xinjiang Uighur Autonomous Region)に向けた中国の政策をみだりに批判する、著しい内政干渉だ」と批判。

「こうした正気とは思えないたわ言や無意味なおしゃべりは結局、歴史のごみ箱に収まるだけだろう」と切り捨てた。(c)AFP