【6月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2019)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第7シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-2、6-7(8-10)6-2、6-7 (8-10)、7-5でブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)を退け、前回王者のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が待つ準々決勝に駒を進めた。

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 錦織は通算11度の全仏制覇を誇るナダルとこれまで12回対戦して2勝しかしておらず、勝ったのはいずれもハードコートの試合となっている。また、4度のクレーコート対決でもスペインの33歳に全敗を喫しており、「タフな試合になるだろう。彼はクレーコートで史上最強の選手だ」とコメントした。

 日没順延となった2日の時点でセットカウント2-1でリードしていた錦織は、最終セットにゲームカウント1-4と劣勢に立たされると、さらに3-5と追い詰められたが、そこからの猛反撃で約4時間に及ぶ激闘を制した。

 錦織は第4セットに2本のマッチポイントを握って勝利を目前にしたものの、2本目でダブルフォールトを犯すなどいずれのチャンスもふいにし、ラスロ・ジェレ(Laslo Djere、セルビア)との3回戦に続いてフルセットを戦うことになったが、最終的に全仏オープンで自身3度目の8強入りを果たした。(c)AFP