【6月4日 AFP】米南東部ノースカロライナ州のビーチで海水浴をしていた17歳の少女がサメに襲われた。少女は病院に運ばれ、左脚を膝の上から切断された。少女の親族が3日明らかにした。

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 被害に遭ったのは、ページ・ウィンター(Paige Winter)さん(17)。同州フォートメーコン(Fort Macon)のビーチに来ていたウィンターさんは正午ごろにサメと遭遇した。

 現地報道によると、救急救命士である父親が海に入ってサメを撃退したものの、ウィンターさんは左脚と両手に深い裂傷を負い、病院に空路搬送された。

 親族はクラウドファンディングサイトGoFundMeで、「襲撃は激しいものだったため、左脚を膝の上で切断せざるを得なかった」と説明。サイト上では、治療のため1万1000ドル(約120万円)余りの寄付が集まっている。

 ウィンターさんは米ABC系列の地元テレビ局に対し、「まだ数回の手術が必要で、回復の道のりが長いことは分かっている。前を向き続けるつもりだし、もっと悪い結果にならなかったことへの感謝を忘れないつもりだ」と語った。

 米アリゾナ州トゥーソン(Tucson)の国際野生生物博物館(International Wildlife Museum)によれば、サメの襲撃に遭う確率は400万分の1弱にすぎないが、それでも実際に起きている。

 昨年9月には、米北東部マサチューセッツ州の沖合で、遊泳中にサメにかまれたとみられる死者が出た。(c)AFP