【6月4日 AFP】男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が、今月17日から23日に英ロンドンのクイーンズクラブ(Queen's Club)で行われるフィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2019)のダブルスで実戦復帰することが決まった。大会主催者が3日、ツイッター(Twitter)で発表した。

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 四大大会(グランドスラム)で3度の優勝経験を持つマレーは、引退のリスクもあった腰の手術を行った1月から大会に出場していない。しかし、最近は痛みがなくなったと認めており、引退の時期が延びたのであれば、シングルスへの復帰を急がない構えを見せている。

 マレーは今大会で、フェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)とペアを組むとみられている。

 フィーバーツリー選手権のシングルスを通算5度制しているマレーは「手術してから初めて大会に出場できることをとてもうれしく思う。自分にとってクイーンズクラブは常に特別で、復帰するにはこれ以上ない場所だ」と述べた。

「ツアーで初勝利を飾った場所だし、英国、グラスコートでの初優勝もこの大会だった。キャリアを通して最も成功を収めたトーナメントだ」「まだシングルスに復帰できる状態ではないが、ここ数か月は痛みがない。トレーニングやコートでの練習ではしっかりと前進している。ツアー復帰を目指す中で、新たな一歩だ」

 テニス界では男子ダブルスのスペシャリストとして知られるボブ・ブライアン(Bob Bryan、米国)が、昨夏に同じ手術を受けて目覚ましい復活を果たしており、マレーは同選手を参考にしてカムバックを目指している。(c)AFP