【6月3日 AFP】米国のパトリック・シャナハン(Patrick Shanahan)国防長官代行は2日、記者団に対し、米朝間の非核化交渉が行き詰まっているにもかかわらず、米韓合同軍事演習を再開する必要はないとの見方を示した。

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 史上初の米朝首脳会談が昨年行われるまで、大規模な米韓合同軍事演習が定期的に実施されていた。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、米朝交渉を容易にするため米韓合同演習の中止を要請。代わりに規模を縮小した演習が実施されたが、それ以降、非核化交渉は行き詰まりをみせている。

 アジア歴訪中のシャナハン氏は2日、次の訪問地、韓国のソウルに向かって飛行中の機内で、米韓合同演習は再開するのかとの質問に「その必要はないと考える」と返答。在韓米軍は北朝鮮との「外交が失敗した際の準備」がすでに整っており、「われわれに求められている即応体制、作戦部隊、態勢は整っていると確信している」と述べた。

 韓国には3万人近くの米兵が駐留している。北朝鮮は、数万人規模で毎年実施されていた米韓合同軍事演習は侵略に向けた挑発的な予行演習だとして、毎回激しく非難してきた。(c)AFP