【6月2日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2019)は1日、第20ステージ(フェルトレからクローチェダウネ/モンテアヴェーナ、194キロメートル)が行われ、モビスター・チーム(Movistar Team)のリチャル・カラパス(Richard Carapaz、エクアドル)がピンクジャージーを維持し、初のジロ総合優勝がほぼ確実になった。

 今大会で総合優勝を飾ればグランツール初制覇となるカラパスは、最終的に2位に入ったチームメートのミケル・ランダ(Mikel Landa、スペイン)を最後の上りでアシストしながら、自身は4位でフィニッシュ。

 総合順位で2位につけるバーレーン・メリダ(Bahrain-Merida)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)を1分54秒リードし、最終日の個人タイムトライアルを迎えることになった。過去に最終日のタイムトライアルステージでこれだけのリードが失われたことは一度もない。

 一方、ステージ優勝はアスタナ(Astana Pro Team)のペリョ・ビルバオ(Pello Bilbao、スペイン)が手にした。2位に続いたランダは、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)を抜いてカラパスと2分53秒差の総合3位に浮上している。(c)AFP