【6月2日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は1日、決勝がスペイン・マドリードで行われ、リバプール(Liverpool FC)はモハメド・サラー(Mohamed Salah)とディボック・オリジ(Divock Origi)のゴールでトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に2-0で勝利し、史上6度目となる欧州制覇を果たした。

 キックオフ早々、トッテナムMFムサ・シッソコ(Moussa Sissoko)がペナルティーエリア内でハンドを犯しPKを獲得したリバプールは、サラーがこれを決め試合開始から2分もたたないうちに先制に成功。サラーの得点は、チャンピオンズリーグの決勝では2番目に早いゴールとなった。

 試合はその後こう着状態が続き、リバプールは終盤にGKアリソン(Alisson Ramses Becker)が好セーブを連発しトッテナムの猛攻をしのぐと、87分には途中出場のディボック・オリジ(Divock Origi)が勝利を決定づける追加点をマークした。

 このまま逃げ切ったリバプールは、レアル・マドリード(Real Madrid)との決勝で敗れた昨シーズンの雪辱を果たし、イングランド・プレミアリーグの優勝争いでマンチェスター・シティ(Manchester City)にタイトルを譲った悔しさを晴らした。

 また先制点を挙げたサラーは、負傷で途中交代を余儀なくされた昨年の決勝での無念を晴らし、ユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は就任後の3年半で初となるタイトルを獲得した。クロップ監督のカップ戦決勝での連敗は6でストップすることになった。

 リバプールの欧州制覇はこれで6度目となり、サッカー界において最も歴史に名高いクラブの一つとしての地位を確固たるものにした。

 リバプールの優勝回数はFCバルセロナ(FC Barcelona)やバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を上回り、ライバルチームであるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の倍となっている。(c)AFP/Andy SCOTT