【6月1日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2019)は31日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は3-6、3-6で第31シードのペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)に敗れた。これにより、世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)が、大会後もその座を維持することが確定した。

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 元世界ランク1位で四大大会(グランドスラム)初優勝を目指していたプリスコバは、28本のアンフォーストエラーを記録するなどミスを連発し、ウイナーの数も23本にとどまった。対するマルティッチはサービスエースで勝利を締めくくり、女子のクレーコート大会では今季最多となる14勝目をマークした。

 前哨戦のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2019)で優勝し、今大会では優勝候補の一人と目されていたプリスコバだったが、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)のコート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)では持ち前の強さを生かせず、「このコートは球足がかなり遅かったので、いつも以上に打ち返す必要があった」と肩を落とした。

 一方、2016年大会覇者で第19シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)は6-3、6-3で第9シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に快勝し、相手のクレーコートシーズンを失望の結果に終わらせた。

 これでムグルサは6年連続で全仏4回戦に進出し、昨年準優勝を飾った第7シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)と激突することになった。

 第26シードのジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)は6-2、6-1でスロバキアのヴィクトリア・クズモワ(Viktoria Kuzmova)を一蹴し、女子の英国勢としては36年ぶりに全仏の2週目に突入した。(c)AFP