【5月31日 AFP】中国で行われたサッカーのユース大会で、優勝したU-18韓国代表の選手が足でトロフィーを踏んで喜ぶ写真が公開されたことがきっかけで優勝剥奪処分となった問題で、大韓サッカー協会(KFA)は31日、自国選手らの「失望を招く行為」を改めて謝罪した。

 成都(Chengdu)で開催された年に1度のユース国際大会「パンダ・カップ(Panda Cup 2019)」で、韓国代表は29日の中国戦に3-0で勝利し優勝を決めた。

 喜ぶ選手がトロフィーに足を置いた写真が出回り、賞杯に向かって小便するふりもしていたと伝えられると、主催した中国側は激怒。韓国チームの優勝を剥奪するとともに、同大会への今後の出場禁止の可能性も示唆していた。

 問題を受けて、韓国チームは29日に公式に謝罪。そして31日にはKFAが改めて謝罪声明を出し、「中国のサッカー協会(CFA)および国民に対し、わが国のユース選手らの失望を招く行為を謝罪する」「われわれはこの状況を深刻に受け止める」と表明した。

 またKFAは、選手らは31日朝に帰国しており、来月会合を開いて懲戒処分を行うかどうか検討することも明らかにした。

 さらに「まずはユース選手向けの、スポーツマンシップと敬意についての教育プログラムを強化する」「多くの人から寄せられた批判を謙虚に受け止め、このような事態が決して再発しないよう、最善を尽くす」と誓った。(c)AFP