【6月1日 Xinhua News】中国の新興カフェチェーン、ラッキンコーヒー(瑞幸珈琲)は29日、福建省(Fujian)アモイでグローバルパートナー・カンファレンスを開催、2021年末までに1万店舗達成を目指すことを明らかにした。

 同社創業者の銭治亜(Qian Zhiya)最高経営責任者(CEO)は、同社のビジネスモデルは、販売モデルの革新と先進技術の導入により、これまでのカフェチェーンの販売形態を変え、コスト削減目標を達成することにあり、その本質は、供給側と顧客との間に効率的な販売ルートと流通プラットフォームを構築することだと述べた。

 同氏はまた、2021年末までに店舗数を1万店とする計画を発表した。市場調査会社フロスト&サリバンのデータによると、中国では1杯30元(1元=約16円)以上のコーヒーを受け入れる消費者は全体の約26%のみで、高価格により、カフェチェーンの発展が制限されているという。同社の蔡世傑(Cai Shijie)シニアエキスパートは、ラッキンコーヒーをはじめとするニューリテール・カフェチェーンは、従来型の店内飲食モデルではなく、テイクアウト方式を採用しており、コストを削減したことにより、消費者に価格パフォーマンスの高いコーヒーを提供し、コーヒー消費の普及を後押ししているとの見解を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News