【5月31日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2019)は30日、サウスカロライナ州チャールストン(Charleston)のカントリークラブ・オブ・チャールストン(Country Club of Charleston)で開幕し、比嘉真美子(Mamiko Higa)が大会初出場選手の初日のスコアでは史上最少となる6アンダー「65」で首位発進した。

 25歳で沖縄県出身の比嘉は、3番から5番まで3連続バーディーを記録した後、9番でも一つスコアを伸ばして4アンダーで後半へ折り返すと、バックナインでもさらに二つのバーディーを奪うなど、初めての大舞台にもまるで臆することなく、初日のラウンドをノーボギーで終える圧巻のスタートを切った。

 比嘉は、「ここに来て、ここまで良いプレーができるとは思っていなかった」とすると、「土曜日(25日)に現地入りしてからは、ゴルフだけでなくここでの生活を楽しんでいる。だから、このままずっと楽しむことを心掛けていきたい。実際にコースに出て、きょうはとにかく18ホールを楽しんだ」とコメントした。

 また、高温多湿なサウスカロライナの気候に適応するために練習時間を制限したといい、「本当にここはすごく暑いから、エネルギーを無駄にしないように心掛けた」「練習を短くして、とにかくおとなしくして休むようにした」と明かした。

 1打差の2位には、同じく大会初出場のルーキー、エスター・ヘンセライト(Esther Henseleit、ドイツ)とアマチュア選手のジーナ・キム(Gina Kim、米国)が5アンダーで並び、4アンダーの単独4位にはフランスのセリーヌ・ビュティエ(Celine Boutier)が続いている。

 3アンダーの5位タイには韓国のキム・セイヨン(Sei Young Kim)とスペインのアサハラ・ムニョス(Azahara Munoz)がつけ、2アンダーの7位タイグループには成田美寿々(Misuzu Narita)ら7人がひしめいている。

 一方、昨年覇者のアリヤ・ジュタヌガーン(Ariya Jutanugarn、タイ)は安定感を欠き、3バーディー、4ボギー、の1オーバーで43位タイと出遅れた。(c)AFP