【5月31日 AFP】インド総選挙を制した与党・インド人民党(BJP)を率いるナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相(68)は30日、就任式に臨み、2期目をスタートさせた。ヒンズー至上主義を掲げるBJPの閣僚人事は、この後に発表される。

 大統領府で行われた就任式で、モディ氏は50人を超える閣僚らの先頭に立って就任宣誓した。式典には南アジア各国首脳やインド映画界ボリウッド(Bollywood)のスター、有力政治家らを含む8000人が出席した。

 近隣のバングラデシュ、スリランカ、ネパール、モルディブからは大統領や首相が出席したが、対立関係にあるパキスタンは招待されなかった。

 モディ氏率いる右派のBJPは先の総選挙で、前回選挙と同様に圧倒的勝利を収めて過半数を獲得、議席を積み増した。

 選挙運動でモディ氏は、自身は国の安全を守る国家主義の指導者だと訴えていた。今年に入ってインドとパキスタンは、領有権を争うカシミール(Kashmir)地方で両国の戦闘機が報復攻撃を繰り広げ、この軍事的対立もモディ氏に追い風となった。(c)AFP/Abhaya SRIVASTAVA