【5月31日 AFP】南太平洋のフランス特別自治体ニューカレドニア(New Caledonia)で29日、漁師がサメに襲われ死亡した。警察が発表した。数日前には少年がサメに脚をかみちぎられ病院に搬送された。

 漁師の男性がサメに襲われたのは、ニューカレドニア本島の北西に位置するベレップ(Belep)島。他の漁師3人と一緒にナマコを取っていた。

 25日には、政庁所在地ヌメア(Noumea)で海水浴をしていた少年(10)が、全長3.5メートルのサメに脚と下腹部の一部をかみちぎられ、病院に搬送され深刻な容体にある。サメは当局に殺処分された。

 専門家によると、ウオータースポーツの人気に伴いサメに襲われる事故が増えているが、死者が出る事例は珍しいという。(c)AFP