【6月2日 Xinhua News】中国の求人サービス大手「智聯招聘」は「2019年大学新卒求職ガイド」を発表した。それによると、インターネットと電子商取引が依然、最も魅力的な分野。中国の大学新卒の7割の月給は6000元(1元=約16円)未満だった。大学新卒8万8150人を対象に調査した。

 報告書によると、2019年の大学新卒就職景況指数(CIER指数)は1.41、18年の1.54を下回ったが、新卒1人当たり1.41人の雇用需要を示し、全体的に就職の選択肢は多かった。

 調査によると、19年の新卒が期待する月給は6000~7999元に集中し、占める比率が32.39%で最も高い。次いで、4000~5999元の24.86%だった。18年に比べ、新卒の今後の賃金に対する期待感はやや高まった。

 雇用契約を結んだ新卒の月給を見ると、月給6000元以内の19年の新卒は7割、4000元以下は35.77%。18年の新卒では月給4000元未満が6割、3000元以下が34.62%を占めた。新卒の月給はやや上がったが、期待と現実には依然格差がある。(c)Xinhua News/AFPBB News