【5月30日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2019)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-4、6-3、6-4でオスカー・オッテ(Oscar Otte、ドイツ)を退け、自身が全仏デビューを果たした1999年大会に共に出場した選手の息子であるキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)との3回戦に進んだ。

 ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)のファンを公言するルードは、第29シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)に6-4、7-5、6-3で勝利してフェデラーとの対戦を決めた。

 ルードの父親であるクリスティアン(Christian Ruud)氏は、当時17歳のフェデラーが全仏で本戦デビューした1999年大会で3回戦進出を果たしている。この大会でフェデラーは1回戦でパット・ラフター(Pat Rafter)氏に敗れた。

 クリスティアン氏の現役最後の試合は2001年の全仏で、1回戦でサルギス・サルグシアン(Sargis Sargsian)氏に敗れてラケットを置いた。この試合で勝利していれば、クリスティアン氏は2回戦でフェデラーと対戦するはずだった。結局、サルグシアンとの2回戦をファイナルセット9-7で制したフェデラーは、この大会で初の四大大会(グランドスラム)8強入りを果たしている。

 この日、世界ランキング144位のラッキールーザーをストレートで下し、通算15度目の3回戦進出を果たしたフェデラーは「彼(クリスティアン氏)が当時のドローにいたことは知っていた」と話す。

「一緒にプレーした選手のことは覚えている。当時は時代が違った。あの世代の選手とプレーする機会が持てたことはうれしく思う。最近の選手とは全く違うスタイルだからね」  

 フェデラーが1999年の全仏でプレーした当時、ルードは生後わずか5か月だった。父親のクリスティアン氏は、その後グランドスラムで通算20勝を飾ることになるフェデラーと対戦したことはない。

 ルードは「2人は一緒に練習したことがある。かっこいいなと思ったのを覚えているが、その話を父から聞いたときはまだ子どもだった。当時はロジャーがいかに偉大な王者かということを知らなかった」と話している。

「でも父が一緒に練習をした当時は彼はグランドスラムを一度も取ったことがなかったはずだ。彼はまだ若く、期待の新鋭という感じだった。ジュニアで世界ナンバーワンだったので、父は知っていたのだと思う」  

 グランドスラムで初の3回戦進出を目指すルードは、今回の対戦にのみ込まれてしまうことはないだろうと話す。「僕が彼(フェデラー)とプレーする最初のルードになるというのは少し面白いね。でも自分はずっとどちらかといえばラファ(ナダル)のファンだし、ラファ派なんだ」 (c)AFP/Dave JAMES