【5月29日 AFP】政治危機に揺れる南米ベネズエラの中央銀行は28日、昨年のインフレ率は13万60%に達し、同国の経済は2013年から18年の間に47.6%縮小したと発表した。ベネズエラ中央銀行が経済指標を発表したのは3年ぶり。

 統計によるとベネズエラのインフレ率は、2016年に274.4%、2017年に862.6%、2018年には13万60%に達した。

 それでも18年のインフレ率は、国際通貨基金(IMF)が予測値として公表していた137万%の約10分の1の数値だった。IMFでは、ベネズエラの今年のインフレ率は1000万%に達すると予測している。

 同中央銀行は3年前、正式な理由の説明もなく、公式統計の公表をやめていた。さらに経済関連の情報についてはそれ以前から提供を控えるようになっていた。(c)AFP