【5月29日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2019)は28日、第16ステージ(ロベレからポンテディレニョ、194キロメートル)が行われ、トレック・セガフレード(Trek Segafredo)のジュリオ・チッコーネ(Giulio Ciccone、イタリア)がステージ優勝を果たした。

 ピンクジャージー争いでは、優勝候補の一人であるチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が、モビスター・チーム(Movistar Team)のリチャル・カラパス(Richard Carapaz、エクアドル)やバーレーン・メリダ(Bahrain-Merida)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)から約1分20秒の遅れをとった。

 雨が降る中で行われたステージでは、ニバリが距離を残してアタックを仕掛けたが、カラパスを振り払うことはできなかった。一方でチームメートから孤立したログリッチは反応できなかった。それでもログリッチは「ジロはまだ終わっていない。どんなことも起こり得る」と話している。

 この結果、総合順位ではカラパスが首位をキープし、ニバリは1分47秒差の2位に浮上。ログリッチはトップと2分9秒差の3位に転落し、4位には3分15秒差でモビスターのミケル・ランダ(Mikel Landa、スペイン)がつけている。(c)AFP